古川日出男×向井秀徳@博多百年蔵

ベルカ、吠えないのか?

「チケットが余ってるんだけど…」という、有り難いお誘いを頂いて
博多百年蔵での古川日出男×向井秀徳のライブに行ってきました。
ここ、酒蔵の一部を改装してライブハウスや結婚式場に利用していて
古い建物の匂いとか、ひんやりした感じが好きです。

この日は大きい方の蔵で映画を上映しているようで、
隣の小さい蔵に初めて入りました。

最初に出てきた小説家の古川日出男さんは「朗読ギグ」という
自作の詩や小説の一部をステージで朗読するだけ、という
パフォーマンスを行っている人。
2005年に三島由紀夫賞を受賞していますが、デビュー作はウィザードリィの
ノベライズだったりするので、たぶんいい人です。


本人公認動画。僕が観たのよりだいぶ大人しいですけどおすすめです。

僕が本を読んでいるとき、頭の中に出て来る言葉は
いつもとても静かなのだけど、この人の朗読はとても熱くて
エロくて抑揚の付いた変態的なリズムで、
書き手の頭の中ではこんな風に言葉が動いてるんだって
新しい発見でした。長時間聴いてるのは体力が要りますけど。

「今から詩を読みますが、詩なので意味はありません。
音とイメージだけ受け取って下さい』と、宮沢賢治や他の詩人の
カヴァーも披露されました。意味は無いんだ!?そっかぁ。

次に出てきたのは向井さん。
先日のMATSURI SESSION、SUNSET LIVEと仕事が重なったりして
ZAZEN BOYSが観られなかったので3ヶ月ぶりです。
曲はいつもどおりの選曲だったんですけど、いつもよりMC(口上)が
少なくて淡々とした印象。
今日は元気ないなと思っていたら、その後の古川さんとのセッションで
大爆発しました。こっちに集中してたんですね。

向井さんの演奏をバックにZAZENの歌詞を引用した古川さんの詩が朗読され、
それが終わると向井さんの歌がスタート、という形式で
「6本の狂ったハガネの振動」「Usodarake」などを演奏。
途中で古川さんの「ベルカ、吠えないのか?」を二人で朗読する
シーンなどがあり、テレキャスターの轟音フィードバックと
二人の変態が唱える念仏のような声が反響する酒蔵は、
異空間に漂っているようでした。

正直、聴くのにすっごく体力が要るので次はもういいかな…と思うんですが
貴重な体験ができた気がします。

会場は女の子ばっかりでした。確かに、僕の周りでも
「地球で最も格好いい男」「結婚したい」と、
妙な人気がありますもんね、向井さん。
近くに居た、追っかけの人たちらしい女の子たちが
どうやら向井さんの住んでいたらしい雑餉隈という街に行ったみたいで
聖地巡礼の思い出をすっごく嬉しそうに話していたのが
可笑しかったな。今、住んでますので。
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