小谷美紗子Trio TOUR " Out "

Out

7月1日(日)、福岡DRUM Be-1で行われた小谷美紗子Trioの
ツアー初日に行ってきました。
この日は朝から二日酔いで動けず、16時ぐらいに
「そういえばライブは何時からだっけ…」とチケットを見てみたら
なんと17時開演!
ぐらぐらする頭を抑えながら電車に揺られて会場へ。

開演3分前に到着しました。で、ライブは17時きっかりにスタート。
小谷さん、人を待たせたりするのが苦手そうだもんなあ。

「fangs」をBGMに小谷さんと
100sからベースの山口さん、ドラムの玉田さんが入場。
自分の曲で入場して来る人って珍しいよなあ、
この曲ってRADIOHEADの「There There」にそっくりだけど、
絶対狙ってやってるよなあ
最初は「消えろ」で始まるんだろうな

…と思っていたら始まったのが「まだ赤い」で、
最初のドラムの音から不覚にも泣かされてしまいました。
あんまり意識していなかったんだけど、
どうも自分の中でのこの人の存在はとても大きいみたいで。

YOU

自分よりバカな人を見て安心した 
自分の罪を人に着せて楽をした
私の弱さを認められずに 
最後の最後には世の中のせいにした

悲しいNEWSを見て涙を流して 
自分は温かいやつだと満足してる
大事なのはNEWSの中身なのに 
涙にひたって泣けたことを自慢する

自分がすごいやつだと思わせるために 
世界の問題について真剣に語る
そんな姿に酔っているだけで 
語るのは簡単だ 言うだけなら私にもできる

小谷さんの、特に初期の歌詞はあまりにもストレートで正直で
自分を格好良く見せようとか、誰かに理解されたいとかではなくて、
あくまでも自分の感じた事や葛藤を形にしていると感じます。

そういった形の一つひとつに「そうだよなあ」と頷いたり
「そ、それを言われると…」って、ギクッとしたりしながら
自分の中の気持ちを洗いざらい説明されてしまって

消えろ 消えろ 痛いの 消えろ
消えろ 消えろ 悲しみ 消えろ

どうせ いつか すべては 過ぎる

<♪消えろ>

今はとにかく生きて行こうと思ったりするのでした。

上は10年前の曲「自分」、下は今回の新曲「消えろ」。
ずっと歌い続けて行く中で、色々な感情を抱えたり噛み砕いたりしながら
ここまで来たんだろうなあと考えたりします。


2年前のツアーの時にも感じたのですが、
玉田さんのマグマのようなドラムの勢いが素晴らしいなあと
思っていたら隣の山口さんのベースも
(楽器に詳しくないので良くわからないのですが)それに負けない勢いで
小谷さんのオルガンを合わせても音は三つだけなのに、
とても広がりのある音が鳴っていました。

「最もリスペクトする作曲家の曲に挑戦します」ということで
前半と後半の間で演奏されたのは、なんと
ベートーヴェンのピアノソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」。

第1楽章から第3楽章まで全てを3人で演奏するというパフォーマンスで
クラシックにベースとドラムってどんな演奏になるんだろうと
思っていたら、ちゃんと小谷美紗子の音楽になっていて
驚きました。というか、これまで作ってきた音楽のいろんなところに
ベートーヴェンの欠片が散らばっているんだなあということが分かって
なんだか嬉しい。
ロック調のクラシック、いいんじゃないでしょうか!?

ライブが終わって外に出たらまだ19時前だったので
外が明るいのが新鮮でした。
最近、Be-1の隣のパン屋さんのパンが
美味しい事に気付いたので、ライブの度に買って帰っています。
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