「三宅一生・未来のデザインを語る」 ETV特集


6月3日にNHK教育テレビでETV特集「三宅一生・未来のデザインを語る」が
放送されました。三宅さんは川久保玲や山本耀司さんと並ぶ
日本のファッション界のいわゆる大御所ですが
メインの「ISSEY MIYAKE」を昨年までは滝沢直己さんが
デザインを行っていたせいか(今年からは藤原大さん)、
あまりインタビューなどでの露出が少なかったような気がします。

三宅さん本人が語るこれまでの半生と併せて、
これまでのコレクション映像のダイジェストが流れていました。
不勉強ながら「1枚の布」という言葉は知っていたものの、
どんな洋服なのかは見たことが無かったんです。
(だってお店に行っても滝沢さんのしか置いてないし…本は高いし…)
着物と洋服、「1枚の布」を組み合わせた洋服が
印象的だったのですが、ネット上に映像がないなあ。

issey miyake nyc fashion show 1983(YouTube)
これを見るとなんとなく解ってもらえるんではないかと…。

更に話題は「21_21デザインサイト」に移り、安藤忠雄のインタビューや
現在行われている「チョコレート展」のドキュメント映像に。

チョコレート展とSENSEWARE展
http://cabanon.exblog.jp/m2007-04-01/#5266652


この番組を観る前に↑のブログで展示について
日本の作家のリサーチの甘ったるさには、哀しいものがあります。
既製品を特別にチョコレート色にした作品のどこに
“世界を捉え直す批評性”があるのでしょうか。
と厳しい意見が出ているのを見ていたので、実際はどうなんだろう?と
思いながら観ましたが、チョコを一度も口にすることなく、
1日1ドルの賃金でカカオを育てるコートジボワールの農民の人たちを
撮影しているジェームズ・モリソンさんという方の作品を見て、
三宅さんがテーマに対するご自分の認識の甘さに気付いて
反省しているシーンが。
こういった場面を流すことを許せるところが
素晴らしいなあと感じました。

次の催しは佐藤卓さんの「水」をテーマにしたものになるそうです。
「牛丼一杯を作るために必要な水の量は?」から始まる展示は
“世界を捉え直す批評性”としては十分な気がするので
これは素敵な展示になるのではないでしょうか。

<参考>
ISSEY MIYAKE Official Site
http://www.isseymiyake.co.jp/

美しく、軽く、見やすく、アイデアがあり、個人的にはかなり理想のサイト。
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